ヘアカラーの色落ちって寂しいですよね。
せっかく綺麗に染めてもらっても、日時の経過で徐々に色落ちして明るくなっていきます。
基本ヘアカラーっていうのは、色落ちしないとカラーチェンジが出来ないので、
美容師としては、色落ちしてくれなきゃ困ってしまうものでもあるのですが、
なるべくシャンプーやトリートメントなどのヘアケアで色落ちを抑えれたらなーとは、
みんな感じると思います。
そんな中で一般的にはヘアカラーをもたせるケアとヘアカラーを補うケアがあるので、
その特性と使い方を解説していきます。
※今回は、どっちが良くて…とかいう話ではなく、特徴を知ってうまく使いわけてみましょうって話です。
あと、もたせる方法も補う方法も色落ちを遅らせるという価値観での話であって、
色落ちしなくなるという話ではないので、そこもご理解いただけたらと思います^ ^

ヘアカラーをもたせる方法

色をもたせるって、なかなか目に見えて変化のある事ではないので、
実感しづらいところではありますが、
ここを意識すると色持ちは良くなるよというところを2点紹介します!
もちろんお家で自分でできるヘアケアの話です♪
弱酸性のシャンプーでなるべく早く髪を弱酸性に戻してあげる

ヘアカラーやパーマなどの美容院での薬剤を使った施術は、
ほとんどがアルカリ性です。

髪の等電帯っていうのは、髪の毛はこの間のPHが1番健康ですよーっていう場所ですね。
(PH(ペーハー)は、酸性とアルカリ性の位置を数字化したものです。
1〜14で数字が小さいほど強酸性で大きいほど強アルカリです。)
美容院でも家でもカラーやパーマなどをした髪はアルカリ性に傾いているので、
なるべく早く弱酸性に戻してあげないといけません。
なぜなら、上記の図にもあるように、髪のキューティクルは、酸性だと閉じアルカリ性だと開きます。
キューティクルは髪の表面を覆ううろこ状の膜で、
鎧のような役目をしてくれます。
そこが、開きっぱなしということは髪の内部が剥き出しになるので、ダメージを受け続けたり、
髪の中に収まって欲しいヘアカラーだったりが、外に抜けやすくなるので、色もちが低下します。
パーマなど他の施術でも同じ事が言えるので、
シャンプーなどで、積極的に弱酸性に戻してあげるとカラーやパーマなどのもちは向上します。
個人的には酸性石鹸がオススメ
かと言って、何が弱酸性かなんてよくわからないよ!って話だと思うので、
ざっくりとわかりやすいポイントで2点だけ!
- クエン酸やリンゴ酸配合
- メインの洗浄剤が酸性石鹸orアミノ酸系洗浄剤
アミノ酸系洗浄剤はメリットデメリットあるので、そこは注意して欲しいですが、
弱酸性の領域でも洗浄力が落ちない酸性石鹸の方がオススメですね。
市販のカラー用とかはほとんどの商品が、
全く効果がないので、注意してください。
そこんところも近々解説できたらと思います。
ちなみに、ちょっとPHとか気にしてみようかなーって人は、こうゆうのがあると便利です!

リトマス試験紙です^ ^使った事ありますよね?
ヘマチンやカタラーゼなどで残留アルカリなどを除去してあげる。

ヘアカラーなどをすると、しっかりシャンプーしたつもりでも、
髪の中にアルカリ成分や過酸化水素が残ってしまいます。
そうすると、髪の内部でダメージが生じるので、
色落ちの原因になります。
薬剤を使ってる以上は髪や肌には良いものではないので、
極力ダメージの原因になる不要な成分は、早めに除去してあげたいです。
なので、そこの効果に特化している、ヘマチンやカタラーゼの配合されたシャンプーを使うのが良いです。
宣伝になってしまいますが、
Naruシャンプーなどはこの2点もかなり意識して制作しているので、
色もち効果はかなり高いと思います^ ^
ヘアカラーを補う方法
これは、カラーシャンプーやカラートリートメントなどですね。

勘違いしがちなのですが、これらは色もちを良くするというわけではなく、
着色する事で色を補うというのが正しい解釈です。

見えにくいですが、カラーシャンプーやカラートリートメントは着色料が配合されてます。
その効果で、色が抜けた髪に色味を補ってあげるのです。
使い分け方
基本ヘアカラーしたばかりは、色もちを考えてケアをして、
色落ちが気になったら、カラーシャンプーなどで補充してあげるのが良いと思います。
特にブリーチをしたヘアカラーだと、ダメージもさることながら、
色落ちが早くなるし、色落ち後があまり綺麗とは言えない状態になります。
定期的にカラー出来るなら、それも良いですが、
なるべくなら美容院に行かないでヘアカラーをもたせたいところですよね。
難しい理解の話になってしまいましたが、
宣伝広告を鵜呑みにせず、理屈をわかった方が、
綺麗も続くし、コスパも良かったりします♪
是非興味をもつきっかけになってくれたらと思います。
参考になったら嬉しいです。
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