昔に比べて
年々カラー人口ってのは増えてきていて、
デザインも進化・多様化していて、
現代では様々な
カラーリング技術があるのですが、
今も昔も、どんなデザインでも、
例外なくみんな起こる現象はなんでしょうか?
答えは、『カラーは色落ちして、
髪は明るくなる。』という事です。
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色が抜けて退色すると
髪は明るくなります。
髪質や施術したヘアカラーによっては、
明るくなりやすいなりにくいはありますが、
カラーをしたら、
みんなその流れに乗ることになります。
大半の人が当たり前過ぎて
疑問も持たなかったと思いますが、
興味があったらお付き合いください。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/06/img_0297.jpg)
色落ちする理由
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/08/C6DDE4FC-3068-4BFA-88D7-463CDE1D5A50.jpeg)
ヘアカラーは、
髪の中にあるメラニン色素というものを
脱色して明るくし、
同時に染料が発色して色がつきます。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2021/06/1285298-150x150.jpg)
細かい仕組みはややこしいので、
また機会があれば♪
そして髪に定着した染料は、
シャンプーや紫外線などの
日常の影響で少しずつ髪色が抜けていきます。
これが色落ち(褪色)です。
そして、色が抜けて行くと、
染めたての明るさよりも
髪は明るくなります。
どうしてなんでしょうか?
ヘアカラーは希望の明るさより少し明るく脱色して、色を入れて落ち着かす事で希望のカラーにしていく
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/09/img_3783-scaled.jpg)
これはニライカナイ で使ってる
明るさのレベルを見るカラーチャートですね。
使用感ある感じ出ててすいません笑
これを参考に例えば、
10くらいのアッシュ系の色にしたいとすると、
カラー剤の役目として、
1度だいたい12番くらいまで明るさを出して(脱色)、
アッシュ系の色が入る事(染色)で、
10番くらいまで落ち着かせます。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/09/1319179-150x150.jpg)
基本色が入ると、明るさは暗くなります。
なのでアッシュ系の色味が落ちると、
必然的に12番くらいに色が抜けるので、
染め上がりの時より明るくなります。
これが、髪の毛は色落ちすると
明るくなる理由です。
最後に〜色落ち具合も考えながらヘアカラーするのも美容師の腕の見せ所〜
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/05/img_3441-683x1024.jpg)
ヘアカラーの中では極一部ですが、
こういう考え方をしっかり理解していると、
色落ちしにくいカラーを提案出来たり、
褪色しても綺麗なカラーができるので、
次のカラーはリタッチで済んだりして、
髪に優しいカラーサイクルが出来るので、
ひいてはヘアケアに繋がります。
その時その時の
綺麗ももちろん大事ですが、
数週間、数ヶ月後の事も
ちゃんと考られる美容師さんも
素敵な美容師ですね♪
参考になれば嬉しいです。
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