今回は、シャンプーやボディソープでオススメの洗浄成分「ラウレス−○カルボン酸Na」について解説します。
オススメ成分なのでメリット多めですが、最後にこういうの気になる人は向かないかもってところも解説するので、
自分なりに見極めてくれると嬉しく思います。
(○の部分は数字が入るのですが、3〜6辺りが1番多くてその範囲なら違いはないので気にしなくて大丈夫です。)

ラウレス硫酸Naとは別物

名前が似ているので混合してしまう人もいますが、まったくの別物です。
性質も使用感も全然違うので、一緒にはしないように気をつけてください。
成分名の最初のラウレスより、硫酸やカルボン酸の方で見分けると良いかなと思います。
別名「酸性石鹸」
成分解析が好きな人とかには、「酸性石鹸」の名称で呼ばれていたりします。
これは、石鹸の持ってる高い洗浄力や生分解性の高さと同等の効果を、
「弱酸性」領域でも発揮できることからこう呼ばれています。
「酸性」でも「石鹸」と同等の効果があるので、「酸性石鹸」です。

※ちなみに石鹸はアルカリ領域でしか、効果を発揮できません。
なので、石鹸が洗浄剤として使われていると、
その製品自体もアルカリ性になります。
髪や肌がアルカリに傾くと、ごわついたり、カラーやパーマのもちを弱めたり、
肌にとっても大切な皮膚常在菌の生育を妨げるので、
様々なトラブルを起こしてしまいます。
石鹸は、アルカリ性という事が致命的な弱点ですね。
弱酸性で効果的ということは

人の肌や髪は弱酸性なので、肌のPH(酸性かアルカリかってやつね。)肌環境を乱さずに、洗浄・脱脂出来るので、
髪や肌にマイナスの影響を与えず、とても低刺激で高い洗浄力を発揮することが出来ます。
個人的には、高洗浄低刺激というのは現代の洗浄剤としては、有用で1番魅力的なので、
個人的には製作するときも、優先的に採用しています。
ちょっとしたデメリット。
ラウレス−○カルボン酸Naを単体で考えたときのデメリットは、
原料臭があるくらいかなと思ってるんですが、
これは製品としてつくるときに、抑えたり感じなくさせることは可能なので、さしたるデメリットにはならないかなと思ってます。
それよりも、ラウレス-○カルボン酸Naがメインのシャンプーなりを使う前の、シャンプーの洗浄剤によっては、ちょっと質感に好みがでるかなと思います。
例えば、使っていたシャンプーが、アミノ酸系洗浄剤などの洗浄力の弱いものだと、
しっかり洗えてる故に、しっとり感などは感じにくくなります。
トリートメントで補う必要があるかもしれません。
逆に、ラウレス硫酸Naなどの洗浄力や脱脂力の強い洗浄剤の後に使うと、
脱脂しすぎないことによって、乾燥せずに肌にしっとり感を残してくれますが、
それが、サッパリ感よりか少しヌルッとした質感に感じることもあります。
使い続けていけば気にならなくなりますが、気になる人もいそうなので、
ちょっとしたデメリットですね。
メリットデメリットをしっかり把握して、好みを見極められると、
より自分にあったシャンプーやボディソープに出会えると思います。
参考になれば嬉しいです。
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