ヘアケアアイテムをいざ販売しようと思うと、
色々な売り文句を使って、
オリジナル感出したり、
様々な表現を使って宣伝します。
違反とかではないけど、
誤解を生みやすい宣伝文句もあるので、
今回は2例だけ紹介しようと思います。
盛ってるとか嘘とか、そう言う事ではないので、
自分の中での選択肢として覚えておいてもらえたらなと思います。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/06/72213367-5675-4837-BDDE-E920CFF8128D-1024x883.jpeg)
天然由来成分○○%配合
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/img_3638.jpg)
こう聞くと、どう言うものを想像しますか?
自然やオーガニック的なものを想像しませんか?
でも実は、簡潔にいうと化粧品成分の中で、
天然由来成分じゃないものは存在しません!
化粧品成分の中で、
あまり良いイメージではない、
石油由来とかシリコーンとかの鉱物由来とかも、
全部天然由来成分です。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2021/02/96F21FA0-3400-4974-9C18-4B97F3DF4A71-150x150.jpeg)
石油が人工で作れたら大金持ちですね笑
全ての化粧品アイテムは、
天然由来成分100%配合です。
こう表現しているから、ダメというか
これを前面に押し出して宣伝するのは・・・
皆さんはどう思いますか?
知識の1つとして持ってると良いですね!
化粧品の成分としては由来はあまり関係なく、
最終的にできた成分で考えるべきなのです。
ちなみに、「天然由来成分」と「天然成分」は、
意味が全然違うので誤解しないようにしましょう。
防腐剤無配合
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2021/07/girl-2189247_1280.jpeg)
防腐剤というのは、
その商品の腐敗を防ぐべく配合されている成分で、
食料品や医薬品にも含まれています。
よく使用されているのは、
フェノキシエタノールとか、
〜パラベン(プロピルパラベンとか)です。
これらは雑菌に対して
強力な抗菌作用や殺菌作用があることから、
髪や肌にも悪いものなんじゃ・・・
という懸念が生まれ、
「パラベンフリー」とか「防腐剤無添加」とかで
販売している商品の方が安心安全だと
思い込み求める人もいます。
しかし、実際はかなりリスクが高くて、
こういう防腐剤を使用せずに、
化粧品を作るのは、逆に肌刺激が強くなります。
防腐剤無添加のリスク
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/6858B1EF-D41E-442E-83AF-7F9BAF085CA4.jpeg)
防腐剤無添加というのは、
一般的に防腐剤が入ってない
ってことを指してますが、
代わりに防腐剤に代わる成分が
ほとんど配合されています。
さらに、防腐剤に代わる成分は、
そもそも付加価値としての防腐効果なので、
防腐剤と言われる成分より大量に配合しないと、
効果が発揮出来なかったりして、
普通に防腐剤を入れるより
刺激や負担を受けやすくなります。
例えばエタノールなどは
抗菌性のあるアルコールですが、
ここらへんは高配合しないと
効果が発揮されないし、
抗菌作用のある精油を入れることもあるのですが、
ものによってはフェノキシエタノールや
〜パラベンなどの防腐剤の10倍近く
効果が強いものを使用するので、
結局普通に防腐剤を配合するより、
リスクの高い化粧品になってしまいます。
本当に防腐剤無添加の商品もあるのですが、
以前製造元に聞いたとき、
未開封で3年間の保存が出来ないものは、
消費期限を分かりやすく載せなきゃいけません。
最後に〜ゼロリスクというものはないけど〜
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/22113789_m.jpg)
結局リスクを考えると、
素直に防腐剤が適正に配合されているのが、
敏感肌の人にも1番安心ではあるかなと思います。
もちろんゼロリスクということはないので、
防腐剤自体肌に合わないということはありますが、
リスクは少ないかなと思います。
参考になれば嬉しいです。
コメント