※今回は身体を洗うもの全てに通ずる話ですが、便宜上シャンプーという表現で呼んでいきます。
シャンプーを選ぶとき、みなさんはどのように選んでいますか?
値段で選んだり、香りで選んだり、
アイテムの認知度で選んだり、
肌や髪のことを考えて、成分を調べたりシャンプー解析を参考にしたりと、
なにかしらの指標で選んでいると思いますが、
そんな中で口コミも良くて評判も良いのに、使ってみるとなんかいまいち…
ってことありませんか?
もちろん人それぞれシャンプー自体と
髪や肌に対する質感の好みの違いはあるので、
結局相性が悪いと思ってしまいがちですが、
実は、シャンプー選びの中でより一歩考えれると
使い心地の違和感や肌トラブルをなくせることもあるので、
今回はそんな話をしていきたいと思います!
以前使っていたシャンプーと、新しく使い始めたシャンプーの洗浄力の差に注意!
新しくシャンプーを買い換えるタイミングにあたって、
みなさん新しく使うものは気にしてみてると思いますが、
使い終わったシャンプーについてはどうですか?
正直あまり気にすることはないとは思います。
でも、実は髪や肌の環境を考えてみると、
以前に使っていたシャンプーも重要で(とくに洗浄力)、
新しくシャンプーを買い替えてもしばらく髪や肌は、
以前に使っていたシャンプーに対応した状態になっているので、
皮脂の分泌だったり、常在菌の活動量は
以前のシャンプーの洗浄力に応じた環境になっています。
洗浄力が強いと、皮脂分泌は活発になって、それに比例して皮膚常在菌の繁殖量も増えていく傾向にあります。
なので、以前のシャンプーと新しく使い始めたシャンプーで洗浄力の差がありすぎると、
皮脂や常在菌のコントロールがうまくいかず、
思わぬトラブルを起こす可能性があります。
洗浄力の差がありすぎると
前回使っていたシャンプーが、
例えば【ラウリル硫酸Na】などの洗浄力や脱脂力の強いシャンプーだったり、
有効成分に「ジンクピリジオン」や「ピロクトンオラミン」などの
【殺菌剤】が使われているシャンプーから、
低洗浄・低刺激のアミノ酸系洗浄剤シャンプーに切り替えると、
強く殺菌力のあるシャンプーに対応した頭皮環境には、
使い始めは対応しきれないので、
洗っているのに髪がベタついたり、フケかゆみが強く出てしまいます。
原因は皮脂の分泌量に対して洗浄力が弱かったり、
皮膚常在菌が異常繁殖して悪さをしたりです。
皮膚常在菌は、通常なら人の肌環境を正常な弱酸性にしてくれる上手に共存すべき菌です。
こうなると実感としては、「良いシャンプー使ってるのに…」とか、
「シャンプー変えたらコンディション悪くなった…」と感じるでしょう。
逆もまた然りで、慣れてない強い洗浄力は単純に刺激を感じやすかったり、
肌環境を著しく乱すので、注意が必要です。
洗浄力の差は少しずつ変えていくのが理想
じゃあどうすればいいのかってことになると、
洗浄力は成分の性質を理解して、
少しずつ変えていくのが理想です・・・。
まぁ、あくまで理想なので、
理解するのも段階踏むのも大変で面倒ではありますが、
シャンプーで髪や肌トラブルが頻繁に起こりがちな人は、
なんとなくでも把握できてたほうが絶対良いです。
指標を載せておきます。
- 洗浄力強
石鹸
ラウリル硫酸Na
オレフェン(c-○.c-○)スルホン酸Na
ラウレス硫酸Na
有効成分に「ジンクピリジオン」や「ピロクトンオラミン」などの「殺菌剤」配合。
- 洗浄力高
石鹸・ラウリル硫酸Na・オレフェン(c-○.c-○)スルホン酸Na・ラウレス硫酸Naのいずれか一種+〜ベタイン系のセット。
- 洗浄力高&低刺激(オススメ!)
ラウレス-○カルボン酸Na
スルホコハク酸ラウレス○Na
ココイルメチルタウリンNa
(○の中は数字が入りますが、そこは差はないです。)
- 洗浄力マイルド〜低&低刺激
アラニン・グルタミン酸・アスパラギン酸・サルコシンなどのアミノ酸の名称が入っているアミノ酸系洗浄剤
〜ベタイン・ココアンホ酢酸Naなど両性界面活性剤
上から強い順です。
1つずつ段階をふんで洗浄力の強さを変えていくと
極力トラブルなくシャンプーを変えていけると思います。
最後に〜オススメの洗浄剤なら細かい洗浄差を気にしなくても大丈夫〜
上記の指標でもオススメと書いてありますが、
オススメの枠の洗浄剤は比較的洗浄差の影響を受けにくいです。
極端に差が出るのがリスクを生むので、
ちょうどいい洗浄力かなと思います。
市販のシャンプーだと、カルボン酸系洗浄成分がベースの
とか、アミノ酸系洗浄成分がベースですが、
バランスのいい
この辺がオススメですね!
もちろんNarucos labo.のNaruシャンプーも
【ラウレス-5カルボン酸Na】が主洗剤なのでオススメです。
参考になれば嬉しいです。
コメント