ドラックストアなどには
無数のシャンプーが並んでいます。
その一角には、薬用シャンプーというものを見たことはないですか?
フケやかゆみの改善などを促す効果があり医薬部外品商品です。
頭皮のトラブルを感じた時に使った事ある人もいると思います。
ただ、間違った使い方をし続けると、
思わぬリスクが生じる事っもあるので、
今回はそういう薬用シャンプーの必要性と
間違った使い方によるリスクの話をしていきます。
フケ・痒みを緩和してくれる医薬部外品の薬用シャンプー
『h&s』などのフケを解消してくれるシャンプーの有効成分として多かったのは、
- ジンクピリジオン
- ミコナゾール硝酸塩
- ピロクトンオラミン
などが主に配合されてます。
これらは【殺菌剤】で、菌を殺す事でフケなどを抑える仕組みになっています。
あと、『ミノン』など、抗炎症作用として使われる『グリチルリチン酸2K』を
有効成分としている薬用シャンプーもあります。
抗炎症作用で痒みを抑えてくれる効果がありますね。
ここら辺が、ドラックストアにある
薬用シャンプーに使われてることが多い有効成分です。
薬用シャンプーの立ち位置
フケや痒み、頭皮の炎症などに悩んでいたりすると、
改善を求めて一時的に使用するのは、
良いですがフケや痒みが治っても、
他のシャンプーにするの怖いからとかの、
何かしらの理由で薬用シャンプーを
日常的に使い続ける人がいますが、
それは思わぬ副作用を招くので、あまりオススメは出来ません。
そもそも医薬品や医薬部外品は日常的に使い続けるものではない。
そもそも化粧品分類のシャンプーなどは
毎日使い続けても支障がないように、
さしたる効果はないけど副作用がない
という前提で作られているので、
治療的な修復はできませんが、
リスクがないので日常的に使えるようにできています。
医薬品は治療目的で作られて、
その分副作用のリスクも高いので、
医師や薬剤師さんの処方の元、
用法容量が決まっています。
そして、その中間くらいが医薬部外品です。
医薬部外品の中でも副作用を
そんなに気にするほどではないものもあれば、
大きいリスクをもつものもあります。
なので、医薬部外品の商品も日常的に使用するのは、
副作用から思わぬリスクをうけてしまいます。
グリチルリチン酸2Kの副作用
グリチルリチン酸2K配合の薬用シャンプーは、
痒みを抑えてくれますが、
長い間使って、その後違うシャンプーに変えると
多少痒みや炎症が出てしまう人もいるそうです。
化粧品分類のシャンプーでも抗炎症作用として
配合されているものは多いですし、
Naruシャンプーにも配合されていますが、
医薬部外品の有効成分ほどの配合量は入ってないので、
そのリスクも極めて少ないので心配する事はないです!
一応、Naruで「使うのやめたら頭が痒くなった!」って声はないですね^ ^
殺菌剤の副作用
フケを抑えるシャンプーは、
主に殺菌剤が使われていて、
フケの原因となる菌を殺菌する事で解消させるのですが、
それと同時に肌を守ってくれる皮膚常在菌も殺菌してしまうので、
雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
それをまたシャンプーで殺菌する、
というスパイラルの中で生活することになります。
最悪なのは、その薬用シャンプーの使用をやめた時ですね。
皮膚常在菌も雑菌も薬用シャンプーで殺菌され続けると、
危機を感じて繁殖力が増えるので、
過剰に菌が繁殖します。
百歩譲って、殺菌剤で殺菌し続けていたら、
気にならないかもしれませんが、
使用を止めると、
雑菌を殺菌してくれるシャンプーはもういないので、
雑菌繁殖し放題になります。
そうすると、フケや痒みさらには異臭も巻き起こしてしまいます。
これが思わぬ副作用です。
殺菌剤の使用をやめたことで、常在菌も安定するので、
月日が経てば、通常の頭皮に戻るでしょうが、
それまでは、荒れ果てた頭皮と髪に悩むかもしれません。
皮膚常在菌が過剰に繁殖すると、
餌になる皮脂の分布量も増えるので、
ちゃんと洗っているのに、
オイリーってことにもなりますね。
最後に〜理想はなるべく使わないか、普通のシャンプーと併用が良い。〜
本当にふけなどで悩んでいたら、
お医者さんに相談したほうがいいですが、
自宅でできることとして、
薬用シャンプーなどに期待したくなる気持ちもわかります。
だけど、使い方を間違えると、
思わぬリスクに余計悩んでしまうこともあるので、
なるべく頼らず使うとしても、
普通の化粧品分類のシャンプーと併用してあげるといいと思います。
医薬部外品商品は、ドラックストアで手軽にに購入出来る分、
目的とリスクはしっかり理解して使用していきましょう。
参考になれば嬉しいです。
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