化粧品のほとんどを占める『水』の正体は?

ヘアケア

みなさんが使ってる化粧品の中で、

1番多く配合されているものはなんですか?

油性成分の多いヘアオイルとか、

クレンジングオイルとかは

オイル系が1番入ってるとは思いますが、

シャンプーやトリートメントをみたときに、

1番入っているのは『水』だと思います。

大体シャンプーで60〜80%、

トリートメントで50〜80%は配合されています。

最近はオーガニック化粧品や

ミネラル化粧品を売りにする

化粧品も多くなってきているので、

「ダマスクバラ花水」「アロエベラ液汁」とか

「温泉水」「海洋深層水」みたいのなものも

よく見かけるようになりました。

今回は化粧品を作る上で最も配合されているのに、

軽視しがちな『水』について解説します。

そもそも『水』とは?

そもそも成分表示にはざっくりと『水』と書いてありますが、

正確には、『精製水』というものです。

聞いたことありますか? 

ドラックストアとか薬局に行くと、

一番下の端っこのほうにあったりします。

精製水とは、普通の水を処理・ろ過・蒸留・殺菌する事で、

純度を高くした水のことです。

不純物やミネラル成分を極力取り除いたクリーンな水です。

ンタクトレンズとかにも使われていますね。

他にはオーガニックやボタニカル系の化粧品だと、

ラベンダー水やハリマメス水などの

「芳香蒸留水」が使われていたり、

アロエベラ液汁やオレンジ果汁などの

「果汁」とが使われています。

芳香蒸留水は精油を取り出す工程で

得られるもので微量の精油を含んでいます。

化粧品における精油の効果とリスク

温泉水や海洋深層水などのミネラルを含んだ、

「天然水」を使ったものもあります。

ミネラルは肌をスベスベにする効果の反面、

化粧品に入れると成分と反応して

品質が劣化する可能性もあります。

なので、そういうものの中には、

なるべくミネラル分を減らす処理をしているものもあります。

処理度合によっては、ほぼ精製水になることもあります。

水の見極め方は?

結局何がいいの??

天然水や芳香蒸留水・果汁などは

一見良さげに見えてしまいますが、

精油成分もミネラル成分も極微量なので、

精製水とさしたる差はありません。

また精製水は基本製造元で精製されて

そのまま使用できることに対して、

その他の水は、原料として流通・保管を

しなくてはいけないので、

その間に菌が繁殖してしまうこともあるため、

一見良さげに見えても必ずしも髪や肌にいいわけではありません。

機能面でいったら、どんな水を使おうが大きな差はないので、

さほど気にせず使って問題ないかなと思います。

敏感肌や、デリケート肌の人は、

ミネラルや不純物が極力入ってない

精製水を選べばより安心かと思います。

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