まとまって出てくる白髪に対する効果的な技法。【プレピグメンテーション】

サロンワーク

みなさんは、まとまって出てくる白髪へのカラーに

染まりが悪いなー。

と感じたことはないですか?

全然染まってないってことはないにせよ、

染まりあがりがそこだけ明るかったり、

すぐに明るくなったりして、

残念に思ったこともあると思います。 

その悩みを解消できるカラーの技法に、

ピグメンテーションカラーというものがありまして、

本来は、ヘアカラーののムラなんかを均一にさせる技法ですが、

これの応用で全体をカラーして綺麗に染めていく前に、

まとまって出ている白髪に対して、

先に仮染め的な感じで染めていく

プレピグメンテーション(通称:プレピグ)という技法があります。

使うケースは限られますが、

状況によってはプレピグをせずに染めても、

まとまって出てる白髪のせいで、

綺麗に見えなかったりするので、

そういうときにはこの技法を使ったりします。

このプレピグメンテーションの効果と、

勘違いしやすい誤解を解説していきたいと思います。

効果vol.1 染まり上がりに明るさのムラが出ない。 

カラーって同じ明るさで全体染めても、

元々明るい所とそうでない所では、染まり上がりが変わってしまいます。

白髪なら尚更差ができます。

カラー剤によっては、勝手に色素補正してくれて、

馴染ませてくれたりも出来るのですが、

限界はあるし、やりたいカラーの幅がだいぶ減ります。

そこで、プレピグメンテーションカラーで

白髪がまとまったところを先に染めておくと、

明るさの差を全体カラーをする前に事前に近づける事ができるので、

その上からカラーすると、

明るさの差を無くして均一にする事ができます。

効果vol.2 褪色も均一にしてくれる。

基本的に白髪の方が、褪色(カラーが抜ける)のが早いです。

なので普通にカラーすると、

白髪がまとまっているところだけ早く抜けてしまい、

人によってはかなり気になるかと思います。

よく言えばハイライト(メッシュ)みたく見えますが、

キラキラした感じにはなってしまいます。

プレピグメンテーションすると、白髪のまとまったとこだけ、

2度塗りになるので持ちが良くなって、

褪色も全体的に均一になります。

誤解vol.1 白髪に対して決して万能ではない。

ここからは、誤解しがちな事です。

まとまって出ている白髪に対しては、

上記の理由での効果はありますが、

1本1本生えている白髪に対して同等の効果があるかというと、

ほとんどないに等しいと思います。

普通にヘアカラーの調合でコントロール出来てしまうので、

わざわざプレピグしたところで差はないかと思います。

【ヘアカラー後】白髪が気になる場所と時期的なタイミングによる対処法。

むしろ周りの黒髪の部分に絶対についてしまうので、

逆に黒髪が明るくなりにくくなったりしてしまいます。

デメリットの方が多いですね。

誤解vol.2 白髪の伸びに影響するものではない。

プレピグメンテーションやってもやらなくても、

伸びてくるスピードは変わらないので、

伸びてきた白髪が気になりにくくなった!

というものでは残念ながらありません♪

誤解vol.3 カラー全体の持ちが良くなるものではない。

前提として白髪は色が抜けるのが早いです。

まとまってるので、より視覚的に早く感じます。

そこが、プレピグで普通になる程度です。

決して、色持ちupには繋がるわけではありません。

【必見】ヘアカラーをもたせるケアと補うケア【色落ち問題】

最後に〜使える人は限定的だけど、白髪のストレスを軽減できる技法〜

こんな感じで、まとまった白髪があってうまく染まらない!

っていう人限定の効果的な技法です。

まとまった白髪が染めても染めてもメッシュっぽくなったりして、

気になってしまう人は、美容師さんに相談してみましょう。

参考になれば嬉しいです♪

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