ラベンダー油、マカデミアナッツ油、ハッカ油、オリーブ油、etc
化粧品成分の中には、「〜油」や「〜オイル」
みたいな名前の成分はたくさんあります。
その中で種類として油脂と精油がある
っていうのは、知っていますか?
考えたこともなかったという人もいると思いますが、
実際分かっていても、
それを見分けるのはなかなか難しいと思います。
ちなみに上記の4つの成分のうち、
どれが油脂で、どれが精油かわかりますか?
実は油脂と精油は性質が全然違うので、
勘違いして使い続けていると、
うっかりリスクを受けてトラブルを起こしかねないので、
今回は、大まかな見分け方を紹介します!
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/06/72213367-5675-4837-BDDE-E920CFF8128D-1024x883.jpeg)
油脂と精油のちがいとは?
結論から言うと大きい分類で油脂か精油かの分け方はこうです。
ちなみに種類が多くてややこしいのは植物性の油脂や精油なので、そこの見分け方です。
- 油脂・・・原料が、種子、果実
- 精油・・・原料が、花、果皮、草葉
最後に例外も書きますが、基本はこの覚え方で問題ないです。
元々の原料は何かを考えたときに、
「種からできてるな。」「葉っぱからできてる!」とかで見分けると
そのオイルが油脂か精油かわかります。
最初の文面の4種類でいうと、
マカデミアナッツ油、オリーブ油は実からとれるオイルなので油脂、
ラベンダー油、ハッカ油は花と草から取れるオイルなので精油になります。
油脂とは・・・
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/E7448DFD-A9B1-4D5D-8C44-D924FBCE91EF.jpeg)
油脂とは、グリセリンと高級脂肪酸がくっついたものです。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/712B3A06-6F8E-41A3-A795-F33F72B5B710.png)
基本的に肌に刺激はなく、
トリートメントやクレンジングオイルなどの
ベースとして使われます。
種類によっては酸化懸念があるので、
そこは注意が必要です。
精油とは・・・
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/29E51F36-1B5C-4E65-8404-D03284D99877.jpeg)
という記事も出してますが、精油は厳密には油ではなく、
アルコールなどの揮発性芳香物質の混合物です。
![](https://narucoslabo.com/wp-content/uploads/2020/07/A0110ECE-9DB5-4AD9-B2D0-74457F8EA07A.png)
芳香作用によって、リラックス効果やリフレッシュ効果もある一方、
精油は化学物質の濃縮物なので、
人によっては皮膚刺激やアレルギーなどのリスクは高まります。
最後に〜ややこしいですが、例外も・・・〜
サフラワー油(紅花油)、ヒマワリ油、オレンジ油、グレープフルーツ油
これらの成分はこのまま表記されている事があって、
今日の記事でいくと、
オレンジ油とグレープフルーツ油は油脂で、
サフラワー油とヒマワリ油は精油っぽいですが、
これは逆で、オレンジ油やグレープフルーツ油は果皮から取れるので「精油」で、
サフラワー油やヒマワリ油は種子から取れるので「油脂」です。
大体は、オレンジ果皮油とかヒマワリ種子油とか書いてあるんですが、
たまに、こうゆう例外も存在するので、注意してください!
参考になれば嬉しいです。
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