※今回は手作り○○、みたいなのではなく製造元に依頼して作っていく流れの話です。
オリジナルヘアケアアイテムを作るのに、
正直に言うと、資格不要・知識不要で全然作れます。
例えば今まで美容師資格の提示を求められたこともないし、
製造元はプロなので、なんでも(多分)相談に乗ってくれます。
例えば、自分で作って売るとなると、化粧品製造販売業許可とかの資格が必要ですが、
基本製造元がそういう許可証は持っているので、
気にしなくて大丈夫です。
必要なのは、軍資金とイメージです。
今回は大まかな流れを解説していきたいと思います。

製造販売元(OEM)を決める。
何はともあれ、ここから始めます。
自分は色々なところにメールで問い合わせしましたが、
必ず聞いてたのは、「最小ロッド数はいくつから発注可能か?」です。
結構ここは会社によって振り幅大きくて、
100〜1000以上の会社もあるので、
最初は少なめの方が良いと思ってるので、確認しておいた方が良いですね。
製作したいものと、イメージと、予算を伝える。

製造元が決まったら、何を作りたくて、どんな感じで、予算はいくらくらいかを伝えます。
シャンプーかトリートメントかハンドクリームかとかですね。
それと、こういうイメージで作りたいというのを出来るだけ細かく伝えましょう。
これが出来たら、小難しい成分知識は全くいりません。
製造元さんに任せましょう。
ただ、細かく理想を近づけようとすればするほど、
原料単価は上がるので、予算の範囲に収まらなくなります。
ざっくりとした理想だけで細かい事はおまかせした方が、
予算に収まる可能性は高くなります。
ちなみに自分はここがクソ下手なので、大体初期予算の倍くらいで作ってます。
ちなみに、トータルでかかる予算は原料単価だけではないので、
自分の中のイメージの2/3くらいに抑えておきましょう。
サンプル納品

恐らくだいたいは、メールでのやりとりになると思うのですが、
そこでのイメージを共有出来たら、サンプルが納品されます。
だいたい2〜3週間ってとこでしょうか。
そこで使用感などを確かめます。
特にこだわりがなければ、ここで一発で決まると思うので、次に進みますが、
なかなか、使用感がイメージ通りじゃないと、
もうちょっとこうしたいなどを伝えていきます。
そして、またサンプルという感じで繰り返していきます。
この時に全成分表や原料単価などの見積もりが出されます。
そこも一緒にイメージを伝えていきましょう。
製品名・ボトル・ラベルデザインの決定

ここは、自分のブランドが決まるので大事なところですね!
製品名を決めるのですが、
ここでは、薬機法でのルールがあるので注意しましょう。
まぁ、製造元さんが教えてはくれるので、
気にせずきめて、ダメなら諦めて違う案を考えましょう。
これは、製造元さんが申請して許可をとってくれるので、ちゃんと伝えましょう。
ボトルは製造元さんで用意のあるのでも良いし、
ボトル容器の専門サイトみたいのもあるので、そこで好きなのを決めて相談してみても良いし、
自分で用意しても良いと思います。
もちろんボトルによって、価格は違うので気をつけましょう。
ラベルデザインは、自分で考えてもイラストレーターさんとかに委託してもいいです。
ラベルはモノによって価格が違うし、(色とかサイズとか)
ボトルに印字してあるパターンは、価格がジャンプアップします。。
販売価格設定

中身も決まって、諸々全部決まったら、販売価格を設定します。
これは、もう好きに決めましょう。
相場はあるけど、ルールはないです。
今までの全ての工程を考えて、原価+利益で決定していきましょう。
利益は超大事ですが、
個人的には1番難しいところです。
これで完成です。
あなたのオリジナルブランド化粧品が完成しました!
おめでとうございます♪♪
手作り石鹸などを、販売したい人へ・・・
手作りの方が、安心安全で・・・無添加で・・・とかで、自分の手作り物を販売したい方もいると思います。
まぁ、石鹸じゃなくてもいいのですが、
手作り系化粧品を販売したい人は、
上記した化粧品製造販売業許可に申請受理されないといけません。
それを怠って販売したら、薬機法違反です。
ただ、やり方はあって「雑貨」としてなら、販売できます。
それはそれで、ルールはたくさんありますが、
何かに申請して・・・とかはないです。
もちろん雑貨なので、例えば、「肌に優しい!」とか、「髪にも使える!」という表現は使えません。
化粧品の領域になるので、薬機法違反です。
使えて、「洗浄力がすごい!」くらいの感じです。
ここに関してのオチはないですが、
ルールを守って取り扱っていきましょう!!
参考になれば嬉しいです。
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