【性質は全然違う】油脂と精油の見分け方。

ヘアケア

ラベンダー油、マカデミアナッツ油、ハッカ油、オリーブ油、etc

化粧品成分の中には、「〜油」や「〜オイル」

みたいな名前の成分はたくさんあります。

その中で種類として油脂と精油がある

っていうのは、知っていますか?

考えたこともなかったという人もいると思いますが、

実際分かっていても、

それを見分けるのはなかなか難しいと思います。

ちなみに上記の4つの成分のうち、

どれが油脂で、どれが精油かわかりますか?

実は油脂と精油は性質が全然違うので、

勘違いして使い続けていると、

うっかりリスクを受けてトラブルを起こしかねないので、

今回は、大まかな見分け方を紹介します!

油脂と精油のちがいとは?

結論から言うと大きい分類で油脂か精油かの分け方はこうです。

ちなみに種類が多くてややこしいのは植物性の油脂や精油なので、そこの見分け方です。

  • 油脂・・・原料が、種子、果実
  • 精油・・・原料が、花、果皮、草葉

最後に例外も書きますが、基本はこの覚え方で問題ないです。

元々の原料は何かを考えたときに、

「種からできてるな。」「葉っぱからできてる!」とかで見分けると

そのオイルが油脂か精油かわかります。

最初の文面の4種類でいうと、

マカデミアナッツ油、オリーブ油は実からとれるオイルなので油脂、

ラベンダー油、ハッカ油は花と草から取れるオイルなので精油になります。

油脂とは・・・

油脂とは、グリセリンと高級脂肪酸がくっついたものです。

参考)化粧品成分オンライン 高級脂肪酸の解説と植物油脂の高級脂肪酸一覧

基本的に肌に刺激はなく、

トリートメントやクレンジングオイルなどの

ベースとして使われます。

種類によっては酸化懸念があるので、

そこは注意が必要です。

精油とは・・・

化粧品における精油の効果とリスク

という記事も出してますが、精油は厳密には油ではなく、

アルコールなどの揮発性芳香物質の混合物です。

参考)かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき 植物エキスとエッセンシャルオイル① ~その違いと利用について~

芳香作用によって、リラックス効果やリフレッシュ効果もある一方、

精油は化学物質の濃縮物なので、

人によっては皮膚刺激やアレルギーなどのリスクは高まります。

最後に〜ややこしいですが、例外も・・・〜

サフラワー油(紅花油)、ヒマワリ油、オレンジ油、グレープフルーツ油

これらの成分はこのまま表記されている事があって、

今日の記事でいくと、

オレンジ油とグレープフルーツ油は油脂で、

サフラワー油とヒマワリ油は精油っぽいですが、

これは逆で、オレンジ油やグレープフルーツ油は果皮から取れるので「精油」で、

サフラワー油やヒマワリ油は種子から取れるので「油脂」です。

大体は、オレンジ果皮油とかヒマワリ種子油とか書いてあるんですが、

たまに、こうゆう例外も存在するので、注意してください!

参考になれば嬉しいです。

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