最近人気のスタイリング剤として、
【ヘアバーム】がありますね。
かなり認知度もあがってますが、
わからない方のためにざっくり説明すると、
肌の保湿クリームにもなるスタイリング剤です!
スタイリング力は低く、艶感やまとまりがでる程度のスタイリング剤です。

そもそもヘアバームの定義はないので、
スタイリング力の強いものもありますが、
保湿クリームとしてはベタつく印象なので、
個人的には上記の事を定義化しています。
そんな人気のヘアバームの欠点として、
製品に白いダマが出来る現象を耳にする事が多いので、
解説していきたいと思います。

Narucos labo.もヘアバームを作っていて
製造元に確認したところ、
ダマになっても品質的には
全く問題はないとのことだったので、
そこは安心してください。

ヘアバームの特徴と弱点

ヘアバームの定義としては以前にも話していますが、
ヘアバームの特徴の一つとして、
指にとって手で馴染ませると溶ける
というとこがあります。
【おすすめスタイリング剤】ヘアバームの定義とは?
要は「体温で溶けて髪や肌に馴染みやすくする」という事です。
これはヘアバームを使うにあたって、
実感としても効果としても
製作する上でとても大事な特徴です。
ただ、体温は基本35〜37°辺りで、
それに合わせて溶けていく設計になるので、
35以下で溶けだすような成分が配合されています。
なので、普通に置いてあるだけでも、
真夏日を超えてくると溶け始めます。

もちろん保管状況によるので、
保管場所の外気温が重要です。
1度溶けても気温が下がれば
また固まるのですが、
アイテムそれぞれの成分によって
固まる温度(凝固点って言います)が違うので、
凝固のムラでダマが出来てしまうのです。

シアバターの弱点

主に体温で溶けたりする特徴を出してるのは
シアバター(成分名はシア脂)と呼ばれる成分で、
酸化安定性も高い成分なので、
ヘアバームだと大体ベースで使われていることが多く、
このシアバターの特徴をいかして人の体温で溶けて馴染みます。
【人気のスタイリング剤】ヘアバームの酸化の心配について。
ただシアバターの性質上、
融点(固体が液体になる温度のことです。)が23〜45°と幅が広く、
暖かい気温の日が続くと
使ってなくても少しずつ液状化していきます。
その後温度が下がっていくと、
徐々に固形化していくので、
シアバターの固まり方のムラがおきてダマが出来てしまいます。
最後に〜解決方法。〜

そもそも直射日光をさけ涼しい場所に置いておく事はもちろんですが、
ダマが出来てしまった場合の解決策として、
一旦、湯煎やお風呂場などで暖房にして
温度を上げて全部溶かします。

全部溶かしきるのがポイントです。
そのあとに涼しい場所に置いて
温度を下げていくと、
ダマがなくなります。
要は、一旦全部溶かしきってから、
20°以下くらいのところに置いておけば、
ダマが出来ずに固まるので
ダマが気になる人はやってみてください。
ただ、あまり低温で冷やすと(例えば、冷蔵庫とか・・・)、
質感がやや固くなるので注意してください。
あと、前述しましたがダマになっても
品質上問題はないって事と、
結局使うときは体温で溶けて馴染むので、
特別やった方がいいって話ではないかもしれませんが、
気になるようならやってみてください。
参考になれば嬉しいです。
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